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CSRの考え方
戦略の全体像
「10年後のありたい姿」からのバックキャスティング
次の50年に向かう第一歩として「10年後のありたい姿」を描き、それを実現させるための「10年戦略」を2015年度に策定しました。そこから、バックキャスティングして策定したのが「2018中期経営計画」です。この3カ年中期経営計画の進捗について定期的にギャップマネジメントを行い、年次計画を見直しています。また、マテリアリティ分析を3年ごとに行い、中期経営計画に反映しています。
2012
未来に向けたマネジメント・メッセージの策定
2012年の創立50周年の際に、全従業員の経営参加を促進するために、日立化成は、グループ全従業員参加のコミュニケーション・ワークショップを開催し、「次の50年は何をめざすのか、そしてそれにどう向かい合っていくのか」を「未来に向けたマネジメント・メッセージ」としてまとめ、全従業員と共有しました。
2013
日立化成グループ・ビジョンの策定とWOW-BB活動の開始
「未来に向けたマネジメント・メッセージ」の達成に向けて、2013年度にさらに議論を重ねた結果、従来の「日立化成ビジョン」を見直し、企業理念(Mission)、創業の精神(Values)、日立化成グループ・ビジョン(Vision)からなる「日立化成グループ・アイデンティティ」を制定しました。
また、「日立化成グループ・ビジョン」を具現化させるために、2013年度よりWOW-BB活動を開始しました。WOWBB活動は、WOWグローバルアワードと10年戦略の両輪から構成されています。
2015
10年戦略と2018中期経営計画の策定
2015年度には、日立化成グループ・ビジョン実現のため、長期視点で「10年後のありたい姿」を描き、それを実現させるための「10年戦略」を策定しました。日立化成が事業を通じて実現していく価値を「クオリティオブライフ(QOL)向上」「サステナブル環境実現」と定義し、従来の延長線上にない成長をめざしています。
10年戦略の達成を見据えながらバックキャスティングして3年後の到達点を示したのが、2018中期経営計画です。グローバル事業と経営基盤の強化により、価値の創出に取り組みます。また、ESGの分野でもCO2排出量や女性管理職についての数値目標を立てて取り組んでいます。
2018
2021中期経営計画の策定
日立化成は、「2021中期経営計画」の策定に向け、現在マテリアリティ分析に取り組んでいます。長期的に持続的な成長を遂げるためにマテリアリティを特定し、中期経営計画の施策検討のベース(出発点)とすることを目的に、有識者のご意見をいただきながら、執行役・取締役とともにマテリアリティの分析を進めています。
マテリアリティ分析
日立化成のマテリアリティ
日立化成は、マテリアリティ分析を行っており、そこから優先課題を特定して経営に生かしています。「2018中期経営計画」の策定に合わせ、2015年度に下記のステップでマテリアリティを見直しました。2017年度は、次期中期経営計画に向けて再度マテリアリティ分析を行う予定です。
Step 1 課題の特定
・国内外のESGトレンドを分析し、事業戦略との関連性の観点から、日立化成にとっての重要な課題を特定
・外部有識者によるレビュー
Step 2 執行役による優先度評価※1
・ビジネス※2およびステークホルダー※3の観点から、Step1で整理した各課題の重要度を執行役が評価
・マトリックス(下図参照)を活用した各課題の優先順位付け
- ※1:
- 評価の対象期間は「2018中期経営計画」に合わせ、2018年度までとした
- ※2:
- 売上収益の拡大、営業利益率の向上、グローバル事業の強化、経営基盤の強化などを評価軸として設定
- ※3:
- 株主・投資家、お客さま、お取引先、従業員、地域社会、地球環境、政府・行政などのステークホルダーを評価軸として設定
Step 3 経営層による承認
・常務以上の執行役および経営戦略および財務管掌の執行役が出席する経営戦略会議での検討、承認
1 | 新事業・新製品の創生 |
2 | グローバルな事業展開の強化 |
3 | マーケティング力の強化による、顧客課題・社会的課題の解決 |
4 | 社会課題の解決に資する技術と製品の開発 |
5 | 現地化の推進による迅速な意思決定と顧客課題の解決 |
6 | 戦略的アライアンスとM&Aの実行 |
7 | ニッチ&クラスター型事業構造への変革 |
8 | 材料技術力の強化 |
9 | 生産性の向上 |
10 | シナジー効果の向上 |
11 | サプライチェーンマネジメントの強化 |
12 | 多様性を活かすグローバル人財マネジメント |
13 | オープンイノベーションの推進 |
14 | コンプライアンス意識の醸成 |
15 | 顧客満足の追求 |
16 | 品質マネジメントの強化 |
17 | 事業継続マネジメント(BCM) |
18 | 中長期を見据えたチャレンジ「WOW-BB活動」の推進 |
19 | 安全で使いやすい製品の開発・提供 |
20 | 製品・サービスに関する正確な情報提供 |
21 | 知的財産戦略の推進 |
22 | グローバル社会の期待に応えるマネジメント品質の向上 |
23 | モノづくりにおける環境配慮 |
24 | コーポレート・ガバナンスの強化 |
25 | 適切な情報開示による経営の透明性向上 |
26 | ステークホルダーとの双方向コミュニケーション |
27 | 調達における公正競争条件の確保/サプライヤーとの公正なパートナーシップ |
28 | サステナブルエンジニアリングの推進と強化 |
29 | 顧客情報管理の徹底 |
30 | 戦略的な社会貢献活動による社会課題の解決 |
31 | 公正で公平な就労機会・労働条件の実現 |
32 | 労働安全衛生マネジメント |
33 | 地球温暖化の防止 |
34 | 資源の循環的利用 |
35 | コミュニティとの中長期的な関係構築 |
36 | 生態系の保全 |
価値創造プロセス
日立化成は、日立化成グループ・ビジョンを実現するために、コアコンピタンスを深化させ、幅広い技術を生み出しています。これを原動力として、4つの事業を通じて「Working On Wonders」を実践し、ステークホルダーへ「クオリティオブライフ(QOL)向上」「サステナブル環境実現」の価値を提供していきます。
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