日立化成工業株式会社

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ニュースリリース

2008年10月2日
日立化成工業株式会社

「企業のための生態系サービス評価(ESR)」日本語版を発行

日立化成工業株式会社(本社:東京、執行役社長:長瀬 寧次、資本金:155億円)は本日、持続可能な発展のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development; WBCSD(*1))が世界資源研究所(World Resources Institute; WRI(*2))およびメリディアン・インスティテュート(Meridian Institute(*3))と共同で開発し、今年3月に発表した生態系と企業活動との関連性を評価する体系的な方法論を取り纏めた報告書"The Corporate Ecosystem Services Review"の日本語版を、「企業のための生態系サービス評価(ESR)」として発行いたしました。

当社は、WBCSDの活動に設立初期より参画しており、2007年度からはWBCSDの活動における4つのフォーカス・エリアの1つであるエコシステム(生態系)のコアメンバー企業として活動しています。環境問題に対する社会の関心が高まる中、企業活動が生態系へ及ぼす影響を正確に把握し、生態系の維持、改善に向けた取り組みを行なうことは、企業の重要な社会的責任と考えられています。このような状況の下、グローバルな取り組みとしての生態系保全および持続可能な社会を目指すための先進的な事例を日本企業および日本社会へ紹介、普及し、さらなる活動を促進するため、今回、当社は、WBCSDおよびWRIと協力し、3月の発表以来、世界のさまざまな企業で活用されている本報告書の日本語版を作成したものです。

世界資源研究所の生態系関連事業のディレクター、クレッグ・ハンソン氏は日本語版発行に当たり、次のように述べています。「世界の森林、湿地やその他の生態系には、気候変動、土地利用の変化やその他多くの要因により、多大な負荷がかかっています。日本企業は本報告書の日本語版の発行により、リスクをより的確に管理し、新しいビジネスチャンスや収入源を見つけることができるでしょう」。

「企業のための生態系サービス評価(ESR)」は、自然から受ける恩恵を「生態系サービス」と定義した上で、木材、水、遺伝資源、などの「供給サービス」や、大気の調節、気候調整などの「調整サービス」のそれぞれの項目について、企業活動がどの様に生態系に依存し、影響しているかを知り、それによるビジネスリスクとチャンスを管理し、今後の戦略策定に繋げていくための体系的な方法論です。企業の環境担当部署の方々はもちろんのこと、環境問題に関心のある全ての方々が、より環境に関心を持ち、生態系保全の取り組みを事業戦略として考えていただく一助になればと考えております。

今後も当社は、企業の社会的責任(CSR)活動の一環として、また、環境保護への貢献に向けて、WBCSDの活動に鋭意取り組んでまいります。なお、スペインのバルセロナで開催される「第4回世界自然保護会議(World Conservation Congress)」において同時開催される「世界自然保護フォーラム(World Conservation Forum)」にて、10月8日にESR日本語版の発行にあたってのセレモニーが行われる予定です。世界自然保護会議は、国際自然保護連合(IUCN)の主催により4年毎に開催される環境保全に関する会議で、第4回目となる今回は2008年10月5日から14日に開催される予定です。

報告書の日本語版は、当社ホームページのCSR情報のメインページをご覧ください。

(URL:http://www.hitachi-chem.co.jp/japanese/csr/index.html)

報告書の英語版(原版)は、世界資源研究所(WRI)のホームページをご覧ください。

(URL:http://www.wri.org/ecosystems/esr

 

<ご参考>

「企業のための生態系サービス評価(ESR)」日本語版

 
*1  
持続可能な発展のための世界経済人会議(WBCSD)
1992年の国連地球サミット(UNCED)において、経済界からの「持続可能な開発」についての見解を提言することを目的として、環境保全と経済成長、社会的公平に関する国際的関心を高めること及び必要な行動を促すために創設した団体。「エネルギーと気候」、「開発」、「企業の役割」「エコシステム」の4つのフォーカス・エリアを中心に活動を進めており、現在では、35を超える国の約200社の企業によって構成され、20の産業部門にまたがるものとなっている。各国の地域団体とのネットワークを持ち、社団法人 日本経済団体連合会とも提携している。
ホームページ: http://www.wbcsd.org
*2  
世界資源研究所(WRI)
1982年に創設されたワシントンD.C.を本拠地とする非営利の国際的な環境シンクタンク。単に研究に止まらず、地球を守り人々の生活を向上させるための実践的な方法を見出すことを活動の目的としている。
ホームページ: http://www.wri.org
*3  
メリディアン・インスティテュート(Meridian Institute)
1998年に創設され、米国コロラド州Dillon、ワシントンD.C.に拠点を持つシンクタンク。意思決定者やさまざまな利害関係者に対し、公共政策問題を解決するための支援を行うことを目的としている。実績分野は、環境、自然資源、農業、持続可能性、科学技術およびセキュリティまで多岐にわたる。
ホームページ:http://www.merid.org
 
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